YouTubeに上がっている海外の動画を参考にし,
自作エアコン(クーラー)を作ってしまおう!
と思い立って,ホームセンターへ行って
材料をかき集め,早速組み立ててみました。
その結果と考察をまとめてご紹介します^^
これは,あくまで個人のDIY日記として
読んでくださいね。
自作にチャレンジなさってもOKですが,
その場合は自己責任でお願いします!
この記事内の見出し
自作エアコンの全体図
復習になりますが,自作エアコンの原理は
とってもシンプルです。
熱伝導率の良い銅管を送風機の表面に取り付け,
冷たい水を循環させて冷気を送り出すというもの。
完璧なDIYでやってみたところ,
こんな外観になりました
↓↓
う~む,手作り感満載(笑)。
クーラーボックスの中には,タッパーに入れて
作った氷や,ホームセンターで買ってきた
保冷剤を入れています。
そこに,水中ポンプ(投げ込みポンプ)が
ちょうど隠れるくらい=ちゃんと作動するくらい
水を張って動かしてみました。
自作エアコンの冷却性能は?
はい!お待たせしました。
自作エアコンの気になる冷却性能なのですが・・・
ハッキリ言って,この大きさではほとんど冷えません(笑)。
それに加え,自作してみていくつかの課題も
見えてきました。
課題1 銅管の長さ
冷たい水を循環させるため,熱伝導率がよい銅管を
使うのはいいことですし,実際に必要です。
だって,普通のエアコンも室内機と室外機をつなぐ
パイプには銅管が使われていますから。
しかし,銅管の長さが十分でないと,
空気を冷やすだけのエネルギーが
足りないんです。
最低でも10メートルは銅管を巻き付け,
強力な送風機を使う必要がありますね。
課題2 銅管の長さを伸ばすとポンプの値段が上がる
10メートル以上の配管を使って水を循環させると,
今回使ったような吐出量が毎分7リットル程度の
ポンプじゃ歯が立ちません。
ポンプの容量が大きくなる=値段が上がるんです。
また,銅管が長くなると,それだけ水温が上がって
冷却性能が下がる時間も短くなってしまいます。
課題3 保冷材程度の蓄熱性能では役不足
実際に水を張ってみて分かったのですが,
保冷材やタッパーで作った氷なんかでは
水が冷えません。
冷えても,真夏で30度を軽く越している部屋では
20分もすれば溶けてしまいます。
これを回避するためには,30リットル以上入る
バケツに大量の氷を入れて循環させるなど
しないと間に合いません。
となると,大量の氷を作るための冷凍庫が
必要になり,置き場所に困ります。
課題4 銅管の結露対策も必要
一応,銅管の中には冷たい水が通るため,
当然ながら銅管の表面の空気が冷やされ
結露することになります。
銅管についた露は,当然ながら重力に従って
下に垂れてくることになります。
ですから,床に水滴がたくさんつきますので,
ふき取らないといけません。
送風機の形によっては,内部に露が入ることも
考えられます。
課題5 湿度の管理ができない
今回取り組んだ自作エアコンは,単純に冷風を出す
仕組みに特化したものです。
湿度の管理まではできないため,もともとが
高温多湿の日本では威力を発揮しにくい
仕組みだということも体感しました。
恐らく,気温が軽く40度を超えるマケドニアだったら
湿度が低いため役に立つかもしれません。
しかし,日本の気象条件からすると,
除湿性能がないと快適には過ごせませんね。
自作エアコンを作って分かったこと
そんなわけで,DIYでエアコンを作る場合は
・銅管を10メートル以上は送風機に取りつけた方がよい
・氷用の冷凍庫を準備し,大容量のポンプと長い銅管で循環させる
・車のラジエーター(冷却装置)を流用して製作する
などするのが現実的(?!)です。
このように,非常に実りのある自作エアコンへの挑戦は,
無事に(?)終わりを迎えることができました。
で,結局我が家の暑さ対策はどうなったかというと・・・
こうなりました(笑)。
文明の利器さまさまです。
自作エアコンを組み立て終わってすぐに
電器屋さんへ行って購入してきました。
その時もいくつかメークドラマ(古い)があったのですが
取り付け時にもアクシデントがありまして・・・。
この記事へ続きます→エアコン取り付け中にアクシデント発生!
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