陣痛室で,長くあっという間だった4時間が過ぎました。
陣痛室に移動したのが午前11時。
その後,午後3時15分ごろになってようやく
「分娩室へ行きましょうか。歩けるうちに」
という指示を助産師さんからいただきました。
4時間15分ほど,陣痛室にいたことになります。
その間,気遣って訪ねてきてくれた友人家族の応対や,
スカイプで義理の両親とやり取りをししつつ,
激痛で汗だくになる妻をパタパタ扇いでました。
私も出産の立ち合いは初めてだったので,
良く考えたら自分の食べ物のことを
考えてなかったんですが(笑),
友人家族が親切にもサンドイッチと飲み物を
山のように届けてくれたんです。
激痛に苦しむ妻の傍らで,自分はおいしい
サンドイッチをもしゃり。
はぁ,何にもしてあげられない・・・
なんてちょっぴりショボーンな気持ちにもなりましたが(笑)
そばにいるのが,夫としてできる一番大事なことだ!うん!
と自分を納得させつつパタパタ扇いでました。
病院によってはうちわを貸してくれるところもありますが,
余裕があればうちわか扇子をご主人は持参しとくと
いいかもしれませんね。
分娩室に移るタイミングとは
陣痛の周期が短くなってきて,何かを押し出すような
感覚が出てくると,子宮口の開き具合を見て
助産師さんが判断してくれます。
助産師さんからは
「プー(あえて英語)をする感じ」
と言われましたが,どうやらその通りらしいです。
陣痛室のすぐ隣にあるのが分娩室なので
歩いて10歩くらいなのですが,
お産が進んで激痛の中歩いて行くのは
妊婦さんにとって本当に至難の業。
で,どうにか頑張って移動したのですが・・・
点滴が刺さらない!
出産時には血液を失うことが想定されるため
それに備えて輸液をするそうなのですが,
この点滴がなかなか刺さらない!
というアクシデント発生。
妻はもともと,血管が細いらしくて
血液検査の時にはいつも苦労してます。
今回も,ある意味予想通りでした(笑)。
結局,4人の助産師さんがトライして
ようやく成功。
これだけで30分くらいかかったー。
いよいよ出産目前!やさしい助産師さんたちに感動
分娩室に移動して1時間ちょっとしたら,
ようやく子宮口が9センチまで開いたと
助産師さんに教えてもらいました。
陣痛の激しい痛みと触診によって,
私より100倍我慢強い妻でも,まさに
「絶叫」
という言葉がぴったり。
あんなに絶叫している妻を見たことがありません。
今までも,少なくとも2回ほど
救急外来で病院に担ぎ込んだことがありますが
こんなことはありませんでした。
でも,助産師さんたちは本当に親切で,
担当の若い助産師さん以外にも
入れ代わり立ち代わりやってきては
妻を励ましてくれました。
「うるさくてすみません」
と謝る妻に対し,誰一人否定的なことを言いません。
「ぜ~んぜんうるさくないよ!」
「みんなこんな感じだから!」
「気にしないでいいよ!」
ああ,なんと救われるお返事。
それだけでなく,体をさすったり,手を握ったり・・・
言葉が違うことなんて全然気にしない。
これが,心のこもった本物のコミュニケーション!
本当にいい人たちに支えられながら
お産ができてるんだな~って
感動しました。
いよいよ,子宮口が10センチ開き,
出産のために女医さんが登場!
次の記事で,誕生の瞬間を振り返ります
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