妊娠中は,薬の服用は極力避けたいものです。
特に,妊娠初期(5か月まで)は,赤ちゃんの
脳やせき髄,心臓などの重要な器官が急速に
形成される大事な時期。
この時期に薬を服用すると,成分によっては
赤ちゃんの発育に影響が出ることが分かっています。
しかし,病気にならない人は一人もいません。
ですから,体調を崩した時に薬なしで上手に対処することが
妊娠中にはとりわけ大切になってきます。
この記事では,アレルギーと喘息に悩んでいた妻が
妊娠中にどのように対処したかをまとめます。
つわり+カビアレルギー・喘息・咽頭炎
妻は子供の時からアレルギーや喘息を持っています。
そのせいで,ステロイドやら抗生物質やらを大量に摂取してきました。
今は,こうした薬をやめて何年か経つのですが,
それでも体調不良を起こすことがあります。
その妻が妊娠3ヶ月のときです。
妊婦さんは定期的に病院で検査を受けるのですが
(お医者さんは「妊検(にんけん)」と呼びます)
2回目の検診の時に,血液検査をしました。
その時,カビアレルギーと咽頭炎を併発しており,
かなり苦しい状態が続いていたんです。
しまいには37.5度の熱を出す始末。
それで,血液検査ついでにアレルギー源の特定もお願いしました。
そのためには皮膚科での診察が必要でした。
ちなみに,産婦人科でかかったのは350円だったのですが,
皮膚科での診察と追加の血液検査で5,000円くらい
かかってしまいました w(゚ロ゚;w
妊娠にかかわる費用は補助金のおかげで安くなりますが,
それ以外の診療にはお金がかかるorz
妊娠初期のつわりによる吐き気やめまい,頭痛などに加えて
カビアレルギーと喘息と咽頭炎のトリプルパンチ。
しかし,妊娠中なので薬は基本的に飲めませんし,
そもそもカビアレルギーの特効薬は今のところないんですね。
そのくせ,放置しておけば肺炎につながることもある
とても厄介な病気なんです。
咽頭炎は,ウイルスや細菌によってのどが炎症を起こしている
状態ですから,通常は抗生物質が処方されます。
しかし,妊娠中なのでこれも望みませんでした。
というわけで,義理の両親にも知恵をもらい,
グーグル先生にも教わりながら,薬を使わず
体調を整える方法を実践しました。
これらは,カビアレルギーや咽頭炎でなくても実践できる
ものです。ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
カビアレルギーや喘息に薬なしで対処する
・アレルギーがある場合は,生活空間から
アレルギーの源を絶つ
(うちの場合,車のエアコンと部屋の中にあったアオカビが引き金でした)
・部屋の空気が乾燥しているとのどを痛め,
風邪やインフルエンザにかかりやすい。
湿度を55%程度にするよう心掛ける
(湿度40%以下でインフルエンザウイルスが活性化します。
かといって,60%以上だとカビが生えやすくなります)
・空気の乾燥対策には,霧吹きで直接ミストするか,
スチーム式の加湿器を使う
(安い超音波式加湿器を使う場合は,雑菌繁殖防止のため
こまめな手入れが必要)
・ペパーミントティーやハーブティーを飲む
(近所のスーパーから買ってきました)
・咽頭炎になった場合は,プロポリスをのどに塗る
(アレルギーがある人を除く)
・はちみつ(特に「マヌカ」という種類)を食べる
(はちみつアレルギーがある人を除く)
※もし,これらを実践なさる場合は自己責任でお願いします。
妊娠中に体調不良が重なると,本当につらいですよね。
薬を使うと簡単に治せそうですが,そうはいかないのが
妊娠中の難しいところ。
それでも,食べ物・飲み物を上手に活用すれば体力回復に
役立ちますよ。免疫が正常に働いていれば,自然に
治癒することができますから。
1週間はカビアレルギーと咽頭炎に悩まされた妻ですが,
薬を使わずに無事に治せました^^