夫の目線から見た出産体験記も,
ようやく?最終回(になるはず)。
10分間隔の陣痛が始まったのが午前5時半ごろ。
病院到着が午前9時40分。
午前10時から内診が始まり,
午前11時に陣痛室へ移動。
陣痛室ではあまりの痛みに絶叫する
妻を見ながら,とりあえずとなりで
パタパタと扇いでみる。
午後3時15分に分娩室へ移動し,
点滴が刺さらないトラブルを乗り越え
ようやくクライマックスの出産です!
女医さんが登場してからは早かった!
いよいよ出産という段階になって
助産師が女医さんを呼んでくれました。
いかにもベテランって感じの,頼もしい女医さんは
手際よく指示を出し,出産に向けて動き出します。
分娩開始が午後4時50分ごろ。
分娩室に入っておよそ1時間半後です。
この時に,妻には酸素マスクが付けられました。
鼻で息を吸って,口から吐く。
こんな指示が出されつつ,事態は急展開。
実は,この時点でまだ破水してなかったんです。
というわけで
「破膜しまーす」
の声で人工的に破水を起こし,
赤ちゃんが出てくるように仕向けます。
破膜が午後4時54分。
そして・・・
誕生の瞬間!!
破膜してわずか7分後の午後5時1分に
娘がこの世に生を受けました!!
「産みの苦しみ」
という言葉は,まさにこういうことかと
目の当たりにした経験です。
娘を産む瞬間を思い出して妻が言うには
「サボテンが自分の中を思いっきり
こすりながら出てきた感じ」
とのことでした・・・。
どれだけの痛みか,想像もつきません。
私も妻も涙もろいほうなので,
娘が生まれる瞬間には泣くかな?
なんて思っていたのですが,
現実はそんな感傷に浸る余裕もなく(笑)
娘が無事に生まれたという安堵感と,
まだ信じられないという気持ちばかりでした。
妻は半分,放心状態でした(笑)。
ともあれ,娘はすぐに産声を上げてくれましたし,
母子ともに健康だったので本当に安心しました。
もちろん,産むのはゴールじゃなくてスタートなので
これからが本当に大変なのですが。
娘は体重3,070グラム・身長50センチで誕生しました。
印象的だったのは,生まれて間もなく目を開けた事。
私の母が言うには,私が生まれたときはいっとき
目を開けなかったらしいです(笑)。
あと,生まれて初めて本物の胎盤とへその緒を
見たのも印象的でした。
へその緒って,干からびてカラカラになったのしか
見た事ありませんでしたから。
もちろん,しっかり写真も撮りましたよ。
後日,その写真を妻に見せたら驚いてました。
女医さんは手際よく縫合をしてくれている間,
助産師さんが娘のチェックをやさしく進めてくれます。
iPhoneで写真や動画を撮影し,
スカイプを使って義理の両親へ
無事生まれた事を報告。
さらに,親しい友人たちにも「生まれました!」
の一報をメールするなど,パタパタとしました。
私の家族は,私たちがまだ分娩室にいた時に
面会に来るし(笑),写真だけ見せて帰ってもらう
しかなかったのですが,とても喜んでくれましたね。
それが一段落したら3時間ほどは分娩室でゆっくり。
サンドイッチを差し入れてくれた友人家族が
「出産が終わったらきっとお腹がすくから」
と言って持ってきてくれたものを,
その言葉通りに妻が食べだしたのにはビックリ。
食事を済ませたら,ようやく妻も娘を抱っこする
ことができるようになり,長い長い1日が
終わりを告げたのでした。
バースプラン通りに行かないことも
しばらく前に書いた記事で
「バースプランを立てよう」
っていうのがあったんですけど
(これです→バースプランを事前に立てる)
実際に出産の現場に立ってみると,
思い通りに行かないこともあります。
私はiPhoneで動画撮影も写真撮影も済まそうと
思って準備していました。
撮影自体はできたのですが,動画の撮影が
くせ者でして,写真からビデオに切り替えて
録画ボタンを押したつもりが押さってなかった・・・
なんていうことがあったんです。
しかも,娘が生まれた瞬間の十数秒という
けっこう大事なタイミングでのビデオでした。
あわてて撮り直したので,少しは録画できたのですが
なんだかもやっとする経験でしたね・・・。
こういうことも起こりえますので,
スマホでビデオ撮影しようとしている方は
事前に練習しといた方がいいかもしれません(笑)。
私たちの場合は,休日の早朝に陣痛が始まり
その日の夕方に生まれたので順調な方でしたが
人によっては何十時間も生まれないことだって
あります。
長期戦になってもいいように,家族への連絡や
栄養・水分補給は忘れないようにしましょう。
いずれにしろ,出産は一生ものの貴重な体験です。
夫として奥さんをサポートされている方も
たくさんいらっしゃると思います。
そばにいて,一緒に時を共有することが
奥さんにとっては最高の支えになるはずなので
この日記を参考に,奥さんと一緒にお産を
楽しんでくだされば幸いです^^
・・・なんて言いつつ,番外編も書きました。
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